八王子南大沢『教育』を読む会 5月例会のお知らせ

ゴールデンウィークも終わり、忙しい「日常」が舞い戻ってきました。

新緑の季節。暑い日もありながら、心地よい風の感触は、ちょっとした「合間」にもささやかな幸福感をもたらせてく

れるようです。

運動会や体育祭行事の練習・準備等で、また気の抜けない日々が続く人もいるでしょうが、健康だけには気をつ

けて、だんだん長くなる昼間の時間のごとく、「前向きに」進んでいきたいと思います。

4月例会は21日(金)に行われ、桜井恵子さん(大学・専門学校講師)からの報告がありました。参加者は8名でし

た。カンボジアからの留学生(首都大)の参加もありました。

桜井さんの報告のテーマは「『保育士の給料』から現代社会を考える」。

保育士養成専門学校での授業実践をもとに、社会保障、ひいては経済〜日本社会の問題を若者たちがどう考えたか、実

際に授業で用いた資料も交えながら語っていただきました。当事者にとって一番切実な問題である「給料」から、調べ

ること、考えること、話し合うことへと展開していく学習は、今ここにいる私たち自身(会の参加者)もそこから学ぶ

ことが多いという感想が出されました。学習を通してみた若者の実態についても、興味深いという意見が共通項と

して浮かび上がりました。


【5月例会のお知らせ】

5月19日(金)18時30分から行います。(4月よりこの時刻開始となっています。ご注意を。)

報告者は、 神原昭彦(『教育』編集委員)です。

5月号第2特集「検証・ブラックな学校」をもとに、編集を終えての感想、編集過程での裏話、さらには直接担当した

座談会「仕事と生活の調和を求めて−女性教師が学校を変える!」について、「メイキング・オブ・座談会」的な話も

交えて報告したいと考えています。

今回の例会は、『 教育 』5月号が直接のテーマですので、一冊についてたっぷり時間をとって話し合って行きたいと

思います(第2特集以外も含めて、すべて話し合い・感想の交流の材料となるという意味です)。

(毎回、報告+ディスカッションと併せて、その例会と同じ月の号−5月例会の場合は5月号−を読んでの感想の交流

を行っています。)

ご参加にあたっては、できれば事前に、『教育』2017年5月号を読んできていただけるとありがたいです。

(興味のある文章だけでかまいません。もちろん「なし」でも大丈夫です。)

(『 教育 』をお持ちでなくても参加できます。当日、部数は限られますが、購入することもできます。1冊20円引

き笑。)

■日時 2017年5月19日(金) 午後6時30分〜午後9時

※遅刻・早退でもかまいません。

■会場  生涯学習 センター 南大沢 分館(旧・八王子市立 南大沢 公民館)※部屋は入口掲示板に示されています

■交通  京王(相模原)線 南大沢 駅下車 改札出て左。 イトーヨーカドー の脇にある歩道橋を渡って、向かい側

のビル(八王子市 南大沢 総合センター)一角にあります。(駅から徒歩5分です。)

■参加費 200円(場所代・資料代)。(4月から、会計を会の運営のなかに明確に位置付けることにしました。会

場費とともに資料代がかかるための100円値上げです。どうぞご了承ください。)


【次回以降のお知らせ】

■6月例会:16日(金)18時30分〜:報告者:荒巻りかさん(調布市スクールソーシャルワーカー)。

6月号特集「相模原事件は問う」所収「わかち合うこと 知り合うところから−Talk and Talk うらら&りかの対

話」をもとに、優生思想の問題、さらには共生社会のあり方について語っていただきます。

■7月例会:21日(金)18時30分〜:報告者:SKさん(女性・府中市立小学校現役教員)。内容未定。

■8月例会:お休みです。

■9月例会:15日(金)18時30分〜:報告者:小泉秀人さん(大学講師、もと都立高校教諭)。大学での歴史教

育実践についてお話していただくと同時に、実際に授業を受けた学生さんからのコメントも交えて会を進めていきま

す。

■10月例会:20日(金)18時30分〜:報告者:久冨善之さん(もと一橋大学教授)。今年1月に上梓された著

書『日本の教師、その12章 困難から希望への途を求めて』(新日本出版社)の著者トークイベント(サイン会?

笑)として位置づけます。もちろん久冨さんの語りだけでなく、参加者との応答、感想の交流なども行います。


【八王子 南大沢 「 教育 」を読む会について】

毎月(年数回を除く)第3金曜日の夜7時から、八王子 生涯学習 センター 南大沢 分館にて、例会を行っています。

(特に4月と12月の日程は、第3金曜ではなく、変わる可能性が高いので、お知らせにご注意ください−今年は第3

金曜日に実施しました)

本会は、2001年1月にスタートし、2014年11月で150回を迎えることができました。

学校教職員、発達援助 専門職 、大学生・ 大学院生 、 研究者 、一般市民など、さまざまな立場の方が、毎回10名

前後集まって学習をしています(多いときは20名に達することもあります)。

皆さんの積極的な参加をお待ちしています。

《 ブログ   http://d.hatena.ne.jp/kyoukaken2005/ 》 

《神原昭彦 携帯:090−6011−4441》